整形外科、形成外科の役割について
整形外科と形成外科はわたしたちが日常生活を健康的に、快適に暮らすために欠かせない役割を持っています。
整形外科も形成外科も日常生活に重大な支障をもたらす怪我や病気に対して治療を行います。しかしその内容は大きく異なっているのです。

整形外科が取り扱うのはおもに運動面。つまり歩く、立つ、座るといった日常の動作に支障をきたすような異常・症状に対して治療が行われます。 骨や関節、神経、脊髄、じん帯などです。また、怪我の治療後、日常生活に復帰するためのリハビリテーションも整形外科の重要な役割です。
一方、形成外科が扱うのは体の表面に生じた怪我や異常に対しての治療を取り扱っています。その中にはやけど跡や痣、 骨折による歪みやひきつり、乳がん手術や指の切断などの際に行う再建手術なども含まれています。 これらの異常はメンタル面に大きな影響をもたらし、コンプレックスの原因になるなど日常生活に深刻な影響を及ぼすことがあります。 形成外科はメンタル面の治療を取り扱っているといえるかもしれません。美容形成手術などもその一環と考えることができます。
わたしたち人間は心身両面が健康ではじめて快適な生活を送ることができます。 整形外科と形成外科はそれぞれ異なるアプローチでわたしたちの日常生活をサポートしてくれる診療科目なのです。 わたしたちの生活の質を向上してくれる重要な役割を持っているからこそ、混同せずに正しく把握したいものです。
整形外科、形成外科と歯科は似ている?
運動機能を手助けする整形外科、見た目やメンタル面を手助けする形成外科。
実は歯科でも同じようなことが言えるのです。
歯科と言えば、虫歯治療が思い浮かぶかもしれません。
虫歯と骨折の治療を考えると似ているところがあります。
- 骨が折れたら・・・
- 整形外科で骨を治療します。
- 整形外科でリハビリをします。
- 形成外科で表皮の外傷を治療します。
- 虫歯になったら・・・
- 虫歯の治療をします。
- 歯をかみ合うようにします。
- クラウン(詰め物)をします。
虫歯や抜歯で歯がなくなった場合、今ではインプラントを選択する人が増えています。
インプラントは見た目、噛む力、お手入れの面でより良い治療と言われています。
ですが保険が適用されない、というのは美容外科と似ていますね。