整形外科と形成外科の違い

整形外科と形成外科の違いについて

失敗とは

以前は、病院で整形外科の治療といえば、運動障害異常や火傷治療、手足の外傷、切断、スポーツやけがによる運動機能障害の改善などの運動器の機能的改善(リハビリテーションなど)が主だったのです。
生まれつきの多指症やアザなど、見目の良くない状態(身体表面の異常など)の患者を診ることも多かったのです。

そして、整形外科から分離するようにして、身体表面を治療する目的の外科『形成外科学』という学問が確立しました。しかし、『形成外科医』という看板を掲げることがはできなかったのです。
ですので、形成外科医たちはしばらくの間『整形外科』を名乗らざるを得なかったのです。

また、見た目を治療する目的の分野『形成外科』から、さらに分離するようにして今度は異常ではない身体表面を手術する審美面を目的とした『美容外科』が生まれたのです。

ですので現在、美容外科という看板を掲げることができないために、美容整形や、美容形成と名乗っているのです。整形外科と形成外科は医療目的であり、美容外科は美容目的であるのです。

このサイトでは、整形外科や形成外科と美容整形の違いを解りやすく説明します。

外科分野の分類

  • 代表的な外科学
    • 胸部外科学
      • 心臓血管外科学
      • 呼吸器外科学
    • 一般外科学(日本では消化器外科学とも呼ばれる)
      • 消化器外科学
      • 肛門学
    • 小児外科学
    • 内分泌外科学・甲状腺外科学
    • 乳腺外科学
    • 食道外科学
  • 独立した専門分野(外科学から独立し、各々の専門分野として確立した。)
    • 脳神経外科学
    • 整形外科学
    • 形成外科学
    • 泌尿器外科学
    • 歯学・口腔外科学